とある大学生の勉強メモ

Python, C#, UWP, WPF, 心理実験関連の開発備忘録

イヤホンを分解してみた

 小さなスピーカーが欲しくてネットで探したが、中々見つからないので自作することにした。イヤホンへの電圧を大きくすれば、磁石による空気振動が大きくなるとか言うが、イヤホンの電気信号が空気振動に代わるまでの機構をそも理解していないので、イヤホンを分解して見ることにした。

試したのは100均のイヤホン。

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100均イヤホン分解前

スピーカーでいうところの箱部分(音を共鳴させて大きくさせる外周部分とでもいうか)を取り除くと、こうなる。

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イヤホンの中身

それぞれは銅色のやつがボイスコイル,透明のフィルターがコーンの役割を持っている. 良いイヤホンというのは,コーンの張り具合が適切で共鳴によって特定の周波数を高めてくれている. 張り方が悪いと,周波数がバラバラになって,ノイズっぽく聞こえるんだと思う.

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分解部品

ジャックからの有線は、ボードにこういう風に接続されている。こいつで磁場を生むようだ。

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電気→磁性

電気で磁性を生むことで、銅色のボイスコイルを上下に動かして、空気振動を起こしているようだ。 円形電流の中心の磁場H[A/m]は、電流I[A]、半径r[m]に対して、

 H = I/2r

であり、可変抵抗がつまみとなって電流を制御=音のボリュームを制御している、と思われる。

もう一度組み立てると

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組み立てたスピーカー

これがダイナミック駆動という、大きな周波数でボイスコイルを震わせることで、音を効率よく出す手法っぽい。 僕がぽんと渡されたのは、最後の組み立てたやつ。最初は何が何だか分からなかったけど、ようやく少し理解したっぽい。